相続案件に強い弁護士の選び方

相続案件に強い弁護士を選ぶためのポイントは、相続案件の経験が多い弁護士で、他士業と連携している弁護士であることです。

弁護士が関わる法律の分野は多岐に渡るため、１人の弁護士が全ての分野に詳しいわけではありません。

「餅は餅屋」ということわざのとおり、借金の問題は債務整理の経験が多い弁護士に、交通事故の被害に遭ったら交通事故の経験が多い弁護士に相談すべきです。

同じように、相続の事件は相続に詳しい弁護士に相談するべきであるといえます。

特に相続の分野は、税金や不動産登記、信託などについて、様々な法律が関わる場合があります。

ご希望どおりの遺言を作成するためには、今後のご家族を含めた人生設計も念頭におく必要がありますので、法律以外の保険の知識や資産運用に関する知識も必要です。

また、紛争案件については、複雑多岐にわたる人間関係の利害調整を行う必要があります。

このように、相続案件を解決するためには、相続やその周辺の分野についての広い視野が必要となりますので、相続案件の経験が多い弁護士に相談する必要があります。

上でも述べたとおり、相続の問題というのは、一般に弁護士が扱っている法律分野以外の、税法や登記法、保険知識なども必要となります。

そうすると、弁護士だけでなく、税理士やファイナンシャル・プランナーといった、関連する分野の専門家と連携することではじめて、相続事件に対応することが可能なのです。