弁護士による相続相談【弁護士法人心 名古屋法律事務所】

相続について依頼する弁護士をどのように選べばよいですか?

1 その弁護士がどのような案件を得意としているか

最近では,弁護士事務所を選ぶ際,弁護士がどのような案件を得意としているかを参考にされる方が増えてきているようです。

相談する側としても,弁護士が得意とする分野であれば,安心して相談しやすいというメリットがあるものと思います。

2 相続案件の特色と弁護士選びのポイント

相続案件は,他の案件と比較して,いくつかの特色をもっています。

相続案件を得意とする弁護士は,こうした特色とマッチした弁護士事務所であると言うことができます。

具体的には,以下のとおりです。

⑴ ルールの更新がしばしばなされる

近年では,相続の案件で紛争になることが増えてきており,家庭裁判所で審理される案件も増加傾向にあります。

このため,相続の分野では,次々と裁判例が出されており,その中には,根本的なルールを変更するものも存在しています。

広く報道されない裁判例であっても,類似する事案で参考とされるべきものもあったりします。

こうした裁判例については,存在を知っていなければ,十分な主張を尽くすことができず,結果として不利な判断がなされることもあり得るところです。

相続分野は,こうした裁判例について,普段から情報収集を行い,分析する必要があると言うことができます。

さらに,現在では,相続法の改正が予定されており,法改正によるルールの変更についても,把握する必要が生じてきています

以上から,何名かの弁護士が相続案件を集中的に担当し,裁判例等のルールの変更についての情報をきちんと共有し,分析している弁護士事務所こそが,相続案件の特色にマッチしていると言うことができます。

⑵ 他の専門分野の知識の提供を受ける必要がある

相続の案件を進めるにあたっては,他の専門分野の知識の提供を受けなければ,適切な対処を行うことができないことが多いです。

たとえば,不動産の名義変更については,司法書士の関与が必要ですし,相続税については,税理士の関与が必要です。

遺産である土地の境界が定まっていない場合には,土地家屋調査士等の関与が必要になることもあるでしょう。

こうした専門家の関与が必要になる場合には,相続の案件を進めるにあたり,注意すべき事項がさらに増えてきます。たとえば,司法書士が関与する場合であれば,司法書士が不動産の名義変更を進めることができるよう,遺産分割協議書の文言を適切に定める必要がありますし,登記簿上の被相続人の住所が大昔の住所のままになっている場合等には,交渉の過程で,相手方から特別の書類(被相続人の大昔の住所を確認する内容の上申書)を取り付ける必要も生じてきます。

このように,相続の案件を適切に進めるためには,他の専門家の知識の提供を受けつつ,それを踏まえた交渉を行う必要があるということになります。

したがって,必要な場面で他の専門家の知識の提供が受けられるよう,他の専門家と連携している弁護士事務所こそが,相続案件の特色にマッチしていると言うことができます。

3 相続でお困りの方は弁護士法人心にご相談ください

弁護士法人心は,相続を担当する弁護士が定期的に研究会を開催し,最新の情報を共有・分析する体制を作っています。

また,弁護士法人心は,グループ内の税理士等と連携し,案件への対処を行っています。

相続の件でお困りのことがあれば,ご相談ください。

  • 選ばれる理由へ
  • 業務内容へ

弁護士紹介へ

スタッフ紹介へ